セブン&アイ・ホールディングス株主総会で井阪・永松解任動議出される!
2020年5月28日、セブン&アイ・ホールディングスは、東京の本社ビルにて第15回定時株主総会を開催しました。コンビニ関連ユニオンは朝から直近のJR四ツ谷駅麹町口でビラを配布し、マイクで訴える宣伝活動を行いました。緊急事態宣言が解除されて間もない東京。まだ人の流れは戻りませんが、この状況の中で、怒りと不安の中にある、コンビニオーナー、社員、店舗従業員、関連労働者の思いを会社と株主に届けなければなりません。ビラは、通行する労働者・市民にどんどん吸い込まれていきました。
10時から始まった株主総会。
今年は昨年よりも469人少ない127人が参加し、昨年よりも約40分短い1時間8分で終了したそうです。マスコミも去年とは違いシャットアウト。
ある株主が「取締役選任議案について、井阪社長・永松取締役の選任(再任)は適任ではない」と発言しましたが、これを進行役が動議ですね、動議として扱いますとして、そのあとの発言をさせないという対応を行ったそうです。趣旨説明もさせずに議案を先に採択し、採択されたので動議は否決されたと確認するというとんでもないやり方で発言を封じ込めたようです。これに怒ったほかの株主が、ちゃんと説明させるべきと声をあげたり、演壇に近づこうとして、警備に動員された社員に止められる場面もあったそうです。
別のある株主は「セブン‐イレブンの本部と加盟店の関係について、対等な関係になっていないのではないか。従属的な関係になっているのではないか。それは、本部が利益を求めすぎており、考え方を改めるべきではないか」と質問をするなど、昨年と打って変わって、大半の質問が本部に対する批判や不満を背景にしたものだったとのことでした。
セブン&アイ・ホールディングス、セブンイレブン始まって以来、初めて社長の解任動議まで提出されました。新型コロナを利用して株主の出席を抑制し、オーナー・株主、社員・店舗従業員、関連労働者の怒りを抑え込もうと躍起になったセブンイレブンに対して、新たな闘いの開始を告げ知らせる株主総会となったことは間違いありません。
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