ローソン「元日休業」実験について
ローソンでは、11月26日付で、オーナー・店長宛に『「元日休業」実験につきまして」という竹増社長名の文書が配布されました。
元日休業実現に向けて一歩前進ではあろうかと思います。しかし、あくまで実験。100店舗限定。オーナーに正月休みを!という要望とはかけ離れています。もうかる、もうからない、ではない。休ませろ!です。正月開いていたら助かる、便利だ、という声は消えません。オーナーと、コンビニ労働者の団結と闘いで休みを勝ち取りましょう!
とりあえず、内容は以下の通り。
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オーナー・店長各位
2019年11月26日
株式会社ローソン
代表取締役社長
竹増貞信
「元日休業」実験につきまして
拝啓 平素は、ローソンチェーンの発展にご尽力賜り厚く御礼申し上げます。
さて中間決算会見時にお話ししました「元日休業」実験につきまして、本部として以下の要領で着手させて頂くこととなりましたのでお知らせいたします。
(1)実験主旨と概要
多様化する社会の価値観に照らし合わせ、ローソンチェーンとしての「元日休業」が、お客様や店舗へどのような影響を与えるか、どのような準備が必要かを確認するため、全国で50~100店舗程度、加盟店オーナーさんのご協力を得て実証実験を行います。
(2)店舗の選定
今回の実験は、コンビニの営業形態の在り方に関し多様化する社会の声に対応し、本部として実行するものですが、一方で年間365日、24時間営業しているローソン店舗は、社会インフラとしてのお客様の期待も大きいものがございます。
今回の実験ではこうした点も考慮し、本部にて店舗の選定を行いますが、全国各地の様々な立地の店舗での実験検証を行うことが、今後、検討を進める上で重要であると考え、各地の加盟店オーナーさんを代表する皆さんにご協力を頂くこととしました。具体的には、全国各地のオーナー理事の皆さん、MO幹事の皆さんに、現在お声掛けをさせて頂いている状況です。
(3)実験の進め方と検証
実験では、大晦日~三が日の間において、個店状況に合わせて期間を定めて休業します。休業に当たっては、発生する閉店開店オペレーション対応、発注システムの事前調整、納品便のお取引先様との事前調整、ATMやお渡しサービスに関する特別な対応、休業期間中の売上減や営業日数減に伴う店利益算出ロジックの変化等、様々な部分に注意を払う必要があります。また「元日休業」が前後の売上高にどのような影響を与えるかは未知数であり、これらの経費、リスクをご理解頂いた上で、加盟店オーナーさんのご意向を尊重して実験を進めます。
検証につきましては、具体的な対応方法の精緻化、営業&経営数値への影響など定量的なものに加え、加盟店オーナーさん、店長さん、クルーさんの働き方の変化やご感想など、定性的な部分も行いたいと考えております。
その後、検証を踏まえて、休業期間中にお客様が離れてしまう懸念、および休業にかかる経費の最小化、更には休業によって店舗がリフレッシュされて開店後には営業力をパワーアップ出来るような業務の型を構築し、皆様に新しい提案が出来るようにしたいと考えています。
今回の実験は、前述の通り休業に伴う経費増や利益縮減へのリスクが回避出来ない部分がありますので、先ずは全国各地を代表する加盟店オーナーさんの店舗で実施します。今回、実験に参加頂かない加盟店オーナーさんに置かれましては、結果報告をお待ち頂ければ幸いと存じます。
秋のセミナーで皆様にお伝えしました通り、本部では「儲け不足」、「人手不足」を解消し、加盟店の皆様の「働きがい」を高めていく打ち手をどんどん講じて参ります。セルフモードの使い勝手の改善も11月28日より通常モードとの切り替え時間を「5秒」に短縮し、更に1月~3月にかけてはrレジ直クーポンの利用」、「電子マネーのチャージ」も出来るようにして参りますo更なる業務効率改善について春のセミナーではより具体的にお話しさせて頂きますので、ご期待下さい。
敬具
これは、凄い改革だ