松本オーナーが堂々証言!

松本オーナーさんとセブン資本の直接対決!証人として松本オーナーさん堂々と陳述!

コンビニ関連ユニオン 執行委員長 河野正史

12月8日(水)大阪地裁で証人尋問の2日目が行われ傍聴してきました。前回11月24日の裁判で傍聴券アルバイトを100人動員してきたセブン資本でしたが、今回はセブン本部も意気消沈したのか15人の本部社員を傍聴券獲得のためにこそこそと並ばせていました。

 裁判の最初に松本オーナーさんに暴行されたとされ、隣のマンションから盗撮された動画に映っていたとされるガス配管業社長のMの証人尋問が行われました。Mは全く映っていない、音声も聞き取れない盗撮された動画を指さしながら、「ここで3回松本氏に頭突きされました」「のけぞっているのが動画で明らか」「大声で駐車場で裸になって着替えるなと暴言を吐かれた」などとインチキな陳述に終始しました。暴行された箇所も陳述も二転三転している。本部弁護士北浦一朗による誘導的な尋問もあり、Mは混乱し「この暴行事件の件は裁判終わったら松本氏とではなくセブン本部と示談で解決してもらえるんですよね」と発言。セブン本部がMを証人として松本オーナーさんの暴行事件をでっち上げに利用し、示談金を払うから出廷してくれと頼んでいたことが完全に暴露されました。カネを使ったあまりにも汚いセブン本部のやり方を絶対に許すことはできません。

 次に松本オーナーさん側の証人として息子さんが感動的な意見陳述を行いました。「関東の大学在学中に母親(店長)が癌で亡くなり、人手不足で父親の辛い姿を見て、2018年11月から大学に通わず東大阪に帰省し、週7日、2か月間休みなしで1日16時間お店のフォローを行っていた。店のバックルームにソファーを置いて仮眠する毎日だった」と。「同僚のアルバイト・パートさんが心配してくれて大学の卒業式だけは3日間シフトを埋めてくれて休みが取れた。2019年2月の時短決起で安定してだいぶ楽になった」と証言。また東大阪南上小阪店のモットーとして「お客様に喜んでいただく、かわいがってもらうお店、地域の人たちに貢献し、地域と協力していくお店にする」と就業時にお店のモットーを従業員みんなで声に出して読み上げシフトに入っていたと証言。店舗従業員と険悪な関係なるセブン本部の主張も粉砕されました。

 反対尋問において本部弁護士北浦から、「常にお客様に対して異常なオーナーだったんではないか」との嫌な質問に息子さんは「悪いものには悪い、ダメなものはダメと迷惑なお客に対してはっきりしているので、お店はいい空間が作られていました。いつもお店を和ませてくれる陽気な冗談ばっかり言ってるおじさんです」の発言に傍聴席は沸きました。息子さんの意見陳述を聞いて、息子さんの実直な人柄がにじみでており、東大阪南上小阪店は地域に愛される明るい素晴らしいお店であることがわかりました。

 午後からいよいよ松本実敏オーナーさんの証人尋問が始まりました。主尋問で、店舗開店した時から朝8時~夜8時まで毎日店で仕事をしていました。残業もあって深夜に入ることもありました。休日は1年で3日取れればいい方でした、奥様が亡くなられてから休みは全く取れなくなり、時短営業を考えるようになった。セブン本部にもシフト表を見せて何度も交渉したが「首根っこつかまえてでも24時間やってもらうわけにはいきませんけど…」という対応だった。「命より大切な契約はない」と2019年2月1日に夜間閉店を行うと、セブン本部は2月7日に「契約違反です、違約金1700万円です」と通告してきた。この際、クレームが多い、異常な顧客対応なる2019年12月20日の契約解除理由は一言もなかったのです。それまで担当OFCからクレームに対しての指導など一切行われていないことも陳述しました。その後公正取引委員会からフランチャイズガイドラインが発表され時短営業を認めないことが独占禁止法違反(優越的地位の濫用)にあたることに恐怖したセブン資本は、ありもしない暴行や異常な顧客対応をでっち上げることで契約解除にもっていくことに方針転換し、松本オーナーさんの時短決起に共感する全国のコンビニオーナーさんに松本オーナーさんの闘いが拡がることに恐怖したのです。

 反対尋問でクレームが多い異常な顧客対応のでっち上げが法廷で明らかになり、焦りにかられたセブン本部弁護士北浦は、「何月何日異常な発言をした」と連発、信頼関係が崩れた、セブンイレブンイメージを損なったなどと矢継ぎ早に松本オーナーさんに尋問、松本オーナーさんは落ち着いて丁寧に事実を正確に返答。裁判長から北浦に「もうこのあたりでいいのでは」と諭されても、今裁判で全く提出もしてこなかった「契約の概説ガイドライン」なるリーフレットに「信頼関係を損ねてはならないと書いてある、それに松本オーナーさんが署名した事実がある」などと発言。

 何よりも信頼関係を損ねたのは、嘘とインチキ、さらには盗撮諜報活動までやってクレームをでっち上げたセブン本部の方ではないのか。

 閉廷後、松本オーナーさん側の弁護士は「普通に考えると負けることはない。セブン本部側の証人は嘘つきの態度だった、完全に圧勝!」と発言されました。松本オーナーさんは「この裁判で多くのオーナーさんが苦しんでいることを問いたいんだ。」と発言。闘いの中にこそ真実はある。裁判のたびに団結は拡大している。次回2022年2月18日結審。大阪地裁に集まろう!すべてのコンビニで働く仲間は裁判勝利に向けて総団結していこう!松本オーナーさんの闘いに続こう!

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  1. 新潟地域一般労働組合・鰕名

    巨大企業・セブンイレブンがいかに松本さんの命がけの闘いに恐れているかがよくわかる報告でした。企業が抱える弁護士の質の悪さもあり、勝利間違いないでしょう。私たちも新潟で契約解除攻撃と闘うオーナーさんを支援していきます。