松本裁判報告集会、7·11セブンスト勝ち取る!

松本裁判報告集会、7·11セブンスト勝ち取る!

2022年7月14日 0 投稿者: konbiniworker

 2022年7月10日、東京としま区民センターにおいて、セブンイレブン東大阪南上小阪店オーナーの松本実敏さんを招いて「セブンイレブン闘争報告集会」が開かれた。前々日の安倍晋三の銃撃事件を受けた参議院選投開票日である。

 政府・マスコミが事件の背景に統一教会と安倍の癒着があることをひたすら隠して、事件を政治的テロであるかのように描き出し、「民主主義の危機」を騒ぎ立てていた。安倍独裁の腐敗と反動性が明らかになり、独裁が崩壊する予兆に自民党や反動勢力、コンビニ資本は必死に安倍を英雄として祭り上げることに躍起となっていた。松本裁判の敗訴も安倍独裁の中で起こったことだ。これと対決するコンビニ闘争を、松本実敏オーナーと団結して作り出すことが求められていた。

 集会は、松本オーナーを心配し、励ましたい、話を聞きたいと、コンビニオーナー・関連労働者を先頭に会場を埋める労働者市民が集まった。

 主催者を代表して合同一般労働組合全国協議会の白井事務局長があいさつ。続いて、コンビニ関連ユニオン鎌倉書記長の基調提起。松本オーナーがたっぷりと自分の闘いと思いを語った。そして、コンビニ関連ユニオン河野委員長から控訴審に向けたカンパの訴え。参加者からの質疑応答と発言で盛り上がった。

 松本実敏オーナーの決意は感動的だった。一部紹介する。

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僕は勝てばよかったんやけど、やっぱ負けたことによってまたまだ更に圧力が強くなってると思うね。

安政の大獄と思ってるんですけど。厳しくなれば厳しくなるほど、立ち上がろうとする人が増えてくるはずです。僕はそう思ってるんで、逆にこれでもっと締め付けたら、もうギリギリまでいったらもう死ぬか立ち上がるしかなかったら、どっちをとるんですかと、もうそれで死ぬと思ったら困るんですけど、そのために、ずっとやってる奴居るよそこに居るよ、負けても負けても、はい上がって闘おうとしてるぞと。

俺もなんかやっぱやろうかなっていう人が出てくることを期待して、もうしんどくなったらもう無理だとなったら、いつでも一緒にやってくれって言ってきてほしいなと思うんですけど、僕も思いはそこだけです。だから、そうやってきた人は全力で僕も応援したいし、やるつもりでいます。だから僕はそういう人が1人でも増えてくるために、ずっとやっぱり。もうやめたいなと思ったらやめたらいいんじゃないかなとか、自然農法の方がいかったな思ったら、そういうこと考えたら「おまえー!」って言われたと思うんですよ。うちの嫁さんにも言われたかも知れないと。何をいうてんのと。

ずっとやるんやろう、ずっと皆ためにやるんやっていうのが、そういうのがあるんで僕はもうずっと、最高裁で負けたってやってるかもしれませんしね。

あそこにやってる奴がおるよ。

俺らもやろうかって思ってくれるようになるまで自分は頑張らんとあかんのやなと思いますよね。もう早くやれっていうのは、最初は言ってましたよね、早くいっしょにストしましょうやと言ってましたけど、もうそれを期待しなくなった。みんながやろうと思うようになるまでおれはやるんやというその思いでこれからも頑張っていくつもりです。

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松本実敏オーナーは突き抜けている。不敗。無敵。セブン資本は心せよ。

問題は全国のオーナー、コンビニ関連労働者の団結と闘う体制を作り出すこと、松本さんを支えぬくことだ。

河野委員長、7・11ストで闘う

 翌7月11日。「セブンイレブンの日」。

 コンビニ関連ユニオンは本部社員の河野正史委員長が全日ストライキに立ち上がった。

 出勤時の四ツ谷駅での宣伝行動、それから本社に対する申入れ行動を、松本実敏オーナーとともに闘った。コンビニ関連ユニオンは決して負けない。本部社員の皆さん、オーナーの皆さん、関連労働者の皆さん。ひとつになって闘いましょう。