太田市長選挙にローソンストライキの町田紀光オーナーが立候補!
来る2021年4月11日投開票(4月4日告示)の太田市長選挙にコンビニ関連ユニオン組合員でローソン大泉南小前店オーナーの町田紀光(としみつ)氏が立候補を表明しています。
町田紀光さんは、もともと長年セブンイレブンで働いてきましたが、オーナーになることを考えた時にセブンイレブンだけはやめておこうとローソンのオーナーになったそうです。
ところがそれ以上にローソンはひどかったと言います。
開店前の見込み客数と通行量調査数が間違っていたというのです。当然のように赤字経営。何とかしてくれと申し入れてもほったらかし。コンビニ関連ユニオンのブログでローソン伊勢崎三和町店のストライキの記事を見つけ、ユニオンに相談したのです。ユニオンの話をした途端に、半年以上ほったらかしだった本部の担当者がすっ飛んできたそうです。
コンビニ関連ユニオンから、ローソン本部に対して、組合加入通知を行うと同時に、見込み客数の間違いについて謝罪と補償すること、チャージ率の大幅引き下げ、チャージを変えずに時短営業を認めることを要求しました。しかしローソン本部は団体交渉を拒否しました。コンビニオーナーの団結権・団体交渉の権利については、現在も裁判所で争われている問題で、許されない不当労働行為です。コンビニ関連ユニオンは、ローソンの団交拒否に対して、2019年7月12日の午前1時から午前5時まで抗議の指名ストライキを決行しました。
町田オーナーも従業員も、それまで店の鍵を閉めたことも、店舗の電気を消したこともありませんでした。スイッチがどこにあるのか確認しながらのストライキです。
それまで災害時にもコンビニ本部は店を閉めることを認めないできました。東日本大震災では最後まで店で仕事をしていたコンビニ労働者が津波にのまれて亡くなりました。福井の大雪の時には従業員が出勤できない中、オーナー夫婦が睡眠もとらずに数日働き続け奥さんが倒れて救急車で運ばれました(旦那さんは店番で付き添いもできませんでした)。オーナーがいざというとき、店の閉め方も知らないのは命にかかわります。
コンビニ問題は、セブンイレブン東大阪南上小阪店の松本実敏オーナーの時短、正月休業問題などをめぐって、社会的大問題となりました。コンビニ関連ユニオンが中心となって、集団申告運動をも展開して公正取引委員会を動かし、改善が勝ち取られてきました。
町田紀光さんは、コンビニ関連ユニオンの闘いの先頭に立ち、松本実敏オーナーの支援のためには大阪まで駆けつけて、ともに闘ってきました。
今日、コンビニオーナーに限らず、フランチャイズや「自営業」として働くたくさんの労働者がいます。肩書にとらわれず、働く者がまっとうに、人間らしく生きていける社会を作るために、働く太田市長が必要だとコンビニ関連ユニオンは考えます。
コンビニ関連ユニオンは、町田紀光(としみつ)さんを応援します。
以下は、町田紀光(としみつ)さんがオーナーであるローソン大泉南小前店での、2019年7月の時短ストライキの報告記事です。ぜひご覧ください。
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