松本オーナーが地位確認の仮処分を求める!

 2020年1月6日、セブンイレブン東大阪南小阪店の松本オーナーが、セブンイレブンオーナーとしての地位の確認を求める仮処分の申し立てを裁判所に対して行いました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200106/k10012236781000.html

 年末12月27日に東京で行われた記者会見で、女性記者から「なぜセブンイレブンにそんなに執着するんですか?」と聞かれた松本さん。答えは「正直、もうセブンイレブンのオーナーなんてやめてやろうと思ったんです。だけど、あんたがここでやめたら、あとの人は声をあげられなくなりますよ、と言われて、そうやなぁと考え直した」とのこと。

 松本さんは、2018年末に、いっしょにセブンのお店を切り盛りしてきた奥さんをガンで亡くしました。亡くなる直前まで、店に出た奥さん。亡くなる少し前に、入院した奥さんを見舞った松本さんは、病院内の喫茶店でいっしょにモーニングを食べました。奥さんは、「あー、夢みたいやわぁ。二人でいっしょにモーニング食べられるなんて」と言ったそうです。松本さんは、そのことについて聞かれて「ただただ後悔です」と語りました。

 松本さんの闘いは、この「後悔」なしには語れません。松本さんの闘いは、奥さんのような犠牲者を二度と出してはいけないという、オーナーの生存権をかけた闘いです。

 ネットでは、松本さんのわがまま、だとか、最初から契約で決まっていたこと、などと、松本さんを非難するコメントが多数を占めています。

 しかし、こうした意見は、松本さんが、命より大事な契約などない、として、時短営業に立ち上がった意味を、ゆがめるものです。

 実際には、次々と明らかになった、セブンイレブンの一方的な奴隷契約の不当性を暴き、オーナーだって人間、オーナーだって労働者、という、誰もが共感する当たり前の叫びで、オーナーの生存権を勝ち取る闘いを切り開いてきたのです。

 松本さんの闘いは、終わりません。たくさんの人々が、とりわけ、世の中なんて変わらないと信じ込まされてきた若者が、松本さんの闘いに共感して、声をあげようとしています。

 松本さんの「後悔」はけっしてあいまいな解決を許さないでしょう。私たちは、すべてのコンビニ関連労働者、すべての働く者の未来のために、松本さんとともに、松本さんを守って、さらに闘いを発展させます。みなさんのご支援、ご協力を心からお願いいたします。

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〒577-0814 大阪府東大阪市南上小阪8-2

セブンイレブン東大阪南上小阪店

松本実敏さん宛

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