セブン「社員1000人の配置転換を検討」は「誤報」だったのか?

 共同通信社が12月17日付で報じた「セブン、現場社員千人の配置転換を検討」という記事が大反響をまきおこしています。記事の内容は以下の通り。

セブン、現場社員千人の配置転換を検討

12/17(火) 18:04配信

 セブンーイレブン・ジャパンが店舗指導を担当する現場社員について、現状の約3千人から約千人減らす組織改編を検討していることが17日分かった。オーナーの業務代行など店舗支援を担う部署に配置転換する方向。」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00000137-kyodonews-bus_all&fbclid=IwAR2YKdAaxTcxzndXcDCtiOSvWWOB5IqWX2jbkBqTur9v3yF0N-cQKuHRLd8

 これに対してセブンイレブンは、翌18日付で会社名でコメントを出した。

 「共同通信社が、2019年12月17日付に配信した「セブン、現場社員千人減へ、店舗応援で配置転換検討」の記事につきまして、当社としては記事に掲載されているような人員削減の事実は全くございません。

共同通信社が配信した内容につきましては誤報として強く抗議するとともに、記事の訂正を申し入れます。

 当社といたしましては、今後も、加盟店オーナー様が安心して店舗を経営、運営いただける環境の整備を通じ、地域のお客様のみならず加盟店の従業員様、オーナー様にとってより良いお店づくりをサポートできるよう、フランチャイズ本部としての役割を果たしてまいります。」

 事実として、この12月17~18日にかけて、店舗指導を担当する現場社員(OFC)で、店舗支援に配置転換すると通知された社員が存在します。

 コンビニ関連ユニオンとして、これが偶然の一致とは考えられません。すなわちセブンイレブンが「 店舗指導を担当する現場社員について」「組織改編を検討していること」は事実であると考えざるをえません。

 セブンイレブンは「 当社としては記事に掲載されているような人員削減の事実は全くございません 」とコメントしましたが、「 組織改編を検討 」と報じたことに対して「人員削減の事実」はない、と反論しています。全くの詭弁ではないでしょうか。

 この問題に関して、㈱セブン-イレブン・ジャパンに対して、コンビニ関連ユニオンは、以下の通り、公開質問を出します行いたい。公開質問に対するすみやかな回答をお願いします。従業員の不安はかつてなく高まっています。

①店舗相談従業員を店舗支援従業員に配置転換することは全く検討していないのですか?

②12月17日前後に配置転換を通知された店舗従業員は、なぜ配置転換をされることになったのでしょうか?

③12月17日前後に店舗支援従業員に配置転換をされた従業員は何人くらいいるのでしょうか?

④店舗支援従業員の増員は検討しているのでしょうか?

⑤店舗支援従業員は何名くらい必要だと考えているのでしょうか?

⑥店舗支援従業員はどのように補充するつもりなのでしょうか?

⑦例えばOFCから店舗支援従業員に配置転換された場合、給与や労働条件は下がることはないのでしょうか?

その上で、本部社員は私たちコンビニ関連ユニオンとともに声をあげてください。今まで、本部の代弁者として、オーナーと同じように24時間365日、会社の利益のために働いてきた結果がこのざまです。声をあげることに正義があります。ともに闘いましょう。

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