ローソン大泉南小前店、閉店セール盛況に!

 「不正処理」を理由に本部から一方的に3月29日17時をもって閉店を通告されたローソン大泉南小前店(群馬県)。

 明け渡しを拒否して堂々と閉店セールをやり抜きました。

 前日に突然の内容証明郵便で通告されたこの日の閉店。アルバイトや商品をどうするのか、なんの話もありません。横暴にもほどがあります。町田紀光(としみつ)オーナーは閉店通告されたこの日の17時から「閉店セール」を開催することを決め、ライン登録などでつながっているお客さんに案内・宣伝しました。

 ローソン本部は、前日の夕方、北関東運営本部長先頭にお店に突然現れ、閉店と明け渡しに同意する書面にサインするように町田オーナーに迫りました。町田オーナーは断固として拒否しました。

 当日17時前にローソン本部北関東運営本部長ほか3名が現れて、閉店を通告しました。店にはすでに閉店セールを知ってお客さんが行列を作っています。コンビニ関連ユニオンと群馬合同労組の仲間などの支援者もたくさん集まって一部始終に注目します。本部も騒ぎになることを恐れたのでしょうか。町田オーナーもストアコンピュータを回収されるかと思っていたそうですがそれもなし。そそくさと引き上げました。

 お店は閉店セールで駐車場は一杯、レジもお店をぐるりと行列ができてしまいました。町田オーナーが50円均一の値札を貼って回ります。陳列棚はみるみる空になっていきます。レジ待ちで並んだお客さんに値下げの値札貼ってない商品あれば貼りますよと声かけて回る町田オーナーに子どもが「お母さん、あの人すごくいい人だね」と言ってました。

 しかし、18時をしばらく回った頃、突然レジが使えなくなりました。本部が遠隔操作で手をうったようです。町田オーナーが怒ります。本部に電話をかけて「10分以内に来て元に戻せ、そうしないと機械が壊れるぞ!」

 本部はすぐにとんで来ました。町田オーナーが怒ります。「すぐに戻せ!」 本部「できません」。これを繰り返して最後は「通告したからな!」「通告しましたから」で、本部は引き上げて行きます。

 その後コンビニ関連ユニオンの河野委員長が仕事終えて高速とばして長野からかけつけました。やはり彼の熱意がコンビニ関連ユニオンの団結を作り出します。

 ほどなく閉店セールは一段落、ほとんどの商品棚は空になってしまいました。後片付けをして施錠して、町田オーナーの手で閉店を終えました。

 さて、これからはどうなるでしょうか?みなさん、ご注目ください。

 半年前に町田オーナーはローソン本部から3月末での閉店・契約解除を一方的に通告されました。そして4月の太田市長選挙に立候補する決意を固めました。コンビニ本部やフランチャイズ本部、大企業の横暴に苦しむ労働者がたくさんいます。そういう労働者のために働く市長を目指してほしいと思います。

bsh

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