セブンイレブンが株主に総会来るなと…

　2020年5月28日にセブンイレブンを傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスの第15回定時株主総会が開かれます。

　これを前に5月22日付で、株主あてに「株主の皆様へ」と題した文書が送付されました。それが、上の画像です。

　下記のホームページにも同じ日付で、同じような文面の文書が公表されています。

https://www.7andi.com/ir/stocks/general.html

　ホームページで公開された文書と株主に郵送された文書。ちょっと違いますね。

　ホームページで公開された文書には、来場した場合の注意事項が細かく記載されていますが、郵送された文書にはそれがなく、どう見ても「来るな！」というセブン＆アイ・ホールディングスの本音が見て取れます。

　セブン＆アイ・ホールディングスの株主総会。昨年の株主総会のニュースを覚えておられる方も多いと思います。

　オーナーが株主として立ち上がり、オーナー泣かせのコンビニ本部のやり方に、メディアや世間の大きな注目が集まりました。セブンイレブン本部を追い詰める決定的な転換点になりました。

　あれから一年。コンビニの話題のない日はない、というくらいに、コンビニの闇の部分に光があたり、コンビニを取り巻く状況は大きく変わってきました。コンビニ関連ユニオンは、全国のオーナーと結びついて、団結して、コンビニ本部を追い詰め、状況を改善してきたと自負しています。

　今年の株主総会。去年にもまして、新型コロナウイルス感染拡大・緊急事態宣言下で、オーナー、社員、店舗従業員、関連労働者は、命と生活の危機に直面しています。

　この一年間のセブンイレブンの不祥事の連続、次々と暴かれた悪質なやり方…これに対する責任追及は不可避でしょう。経営陣の責任問題であり、責任の取り方が問題にならなければ、セブンイレブンの未来も、オーナーや従業員、本部社員や関連労働者の未来も、ありません。

　そういう状況での株主総会。そしてそういう状況での「来るな！」というセブン＆アイ・ホールディングスからの株主あての文書。です。